世界のドル箱路線を見てみよう!
どうもハムラビ王です。
初投稿です。以後よろしくお願いします
本題ですが、皆さんは福岡→羽田便や羽田→新千歳便とかの路線に乗ったことはありますか?
上の2つの便に共通しているのは、どちらもドル箱路線だということです。搭乗率も高めで運行便数も多いです。その上、さまざまな航空会社が運航します。
今回はタイトルにある通り、世界のドル箱路線を見ていきましょう!
- そもそも「ドル箱」とは?
- 1位 済州→金浦 年あたり約4万5000便
- 2位 メルボルン→シドニー 年あたり約5万5000便
- 3位 ムンバイ→デリー 年あたり約4万7500便
- 4位 福岡→羽田 年あたり約4万3000便
- 5位 リオデジャネイロ→コンゴ―ニャス 年あたり約4万便
- 6位 札幌→羽田 年あたり約3万8000便
- 7位 ロサンゼルス→サンフランシスコ 年あたり約3万5000便
- 8位 ブリスベン→シドニー 年あたり約3万4000便
- 9位 ケープタウン→ヨハネスブルク 年あたり約3万2000便
- 10位 北京→上海 年あたり約3万便
そもそも「ドル箱」とは?
時は江戸時代の末期から明治にかけて。日本にも外貨の流入が始まり、商人たちはまだ信用の薄い日本の「円」よりも信頼度の高い外貨を得ようとします。その中で目をつけたドルを稼ぐ旦那(ドルを引き出せそうな人)のことを「ドル旦」と呼ぶようになります。その後、金持ちや金の引き出せそうな客(ドルに限らず)を「ドル箱」と呼ばれるように。その後、「金になる」という意味のみが残り、現在の「儲けの良い人」を指す言葉になったようです。
1位 済州→金浦 年あたり約4万5000便
やっぱりドル箱といえばこの路線!
チェジュ航空や大韓航空、アシアナ航空、イースタージェット、エアプサンが飛ばしています。大韓航空やアシアナ航空は一時期747をこの路線の専属機材にするほど。現在は専属機材からは外されていますが。
価格競争も激しく、FSC(フルサービスキャリア)の2社は3万円程度の価格ですが、他のLCC(ローコストキャリア)は1万円を下回るほど。チェジュ航空なんて時期によっては5000円を下回ります!凄
しかし、フライトタイムが1時間程度なのでFSCでもドリンクサービスはありますが、ミールサービスまではありません。LCCでは有料でスナックなどが食べられます。
2位 メルボルン→シドニー 年あたり約5万5000便
2位はオーストラリアから。1位の便数が6万5000便程度なので、1位がいかに便数が多いかわかると思います。
ジェットスター、カンタス航空、タイガーエアー、ヴァージンオーストラリアが飛ばしています。便数的にはカンタスが一番多い感じ。
この路線はフライトタイムが1時間と短距離路線である点では他のドル箱路線とは変わらないのですが、機材の運用がハードで、シドニー到着して30分で折り返すなんてこともあります。ランクインした他のドル箱路線と比べても短いです。
3位 ムンバイ→デリー 年あたり約4万7500便
インドの首都とかつてイギリスとの綿製品貿易で栄えた都市同士を結ぶ路線。人口の多いインドってことも関係してドル箱になったのでしょう。
国営のエアインディアとか民営のジェットエアウェイズやIndigo、ビスタラ、スパイスジェットが運行中。
エアインディアはムンバイ→デリー→ニューヨーク/香港みたいな路線で飛ばしてるので777-300ERや787も飛んでいます。上のようなデリーから他国の都市に繋がる路線でも、ムンバイ・デリー間のみの利用は可能です。
その上、エアインディアは747-400をデリー→ムンバイ→ハイデラバードって感じで三角運行しているので747もこの区間は飛んでいます。
4位 福岡→羽田 年あたり約4万3000便
日本屈指のドル箱路線。しかし、外国と比較するとまだまだだなと
新幹線でも福岡から東京は行けますが、時間的な関係から飛行機の利用率が高いです。
現在はJAL、ANA、スターフライヤー、スカイマークが運行中。
JALは今夏からA350-900をこの路線に投入予定。しかし、ANAは787-10を中距離国際線に回してしまったため、777と767、787が主役のままでしょう。スカイマークは倒産前にA330を投入。各社のワイドボディ機が飛び交っています。
ちなみに、スカイマークはボーイング社からのリース機の767-300ERで運行開始した際の路線は当路線です。スカイマークにとっては特別ですね。
5位 リオデジャネイロ→コンゴ―ニャス 年あたり約4万便
リオデジャネイロとサンパウロというブラジル屈指の大都市を結びます。コンゴーニャス空港は南半球で最も混雑した空港という異名もあります。しかし、コンゴーニャスには2000mと1500m程度の滑走路があるのみ。737-200でも離陸滑走に1600mは必要であることを考えるとその短さがわかります。ちなみに周りは住宅地なので拡張の余裕はありません。
ワイドボディ機は乗り入れが禁止されています。なのでA320や737が多数乗り入れています(毎分続々と離陸/着陸を繰り返します)。しかし、悪天候などの影響を受けるとオーバーランすることも多々。
LATAMやAvianca、GOL、Azulが就航中。LATAMの便数が圧倒的に多いです。
6位 札幌→羽田 年あたり約3万8000便
日本だけで2つめのランクイン。JAL、ANA、スカイマーク、エアドゥが運行中。大手二社は日本に登録されている飛行機の中で唯一の500席以上の機材である777-300を投入。スカイマークとエアドゥはお古の737(エアドゥは767も)で運行しています。
さすが新幹線が今のところ通っていない路線ということで福岡/羽田と同様に各社それぞれの最大の機材を運航しています。
7位 ロサンゼルス→サンフランシスコ 年あたり約3万5000便
やっとここでアメリカがランクイン。西海岸の主要二都市を結びます。
アメリカン、デルタ、ユナイテッドの三社から、アラスカ航空。LCCのサウスウェスト航空も飛ばしています。
また、大韓航空やチャイナエアライン、アトラス航空も貨物便をとばしています。
8位 ブリスベン→シドニー 年あたり約3万4000便
オーストラリアが二個目のランクイン。すごい大都市が何個か集まっているオーストラリアならではですね。なので、アデレート・パース・シドニー・メルボルン・ブリスベンらのいずれかを結ぶものは便数が多めです。
ヴァージンオーストラリアが便数的に多いです。
9位 ケープタウン→ヨハネスブルク 年あたり約3万2000便
アフリカが初ランクイン。実は南アフリカ航空よりもブリティッシュエアウェイズが多く飛ばしています。シンガポール航空も国際線接続で飛ばしている状態。
ワイドボディは一日一便の南アフリカ航空のA330-300のみで、その他は基本的にナローボディです。
10位 北京→上海 年あたり約3万便
やっと中国がランクイン。北京首都国際空港/上海虹橋国際空港
中国国際航空や中国東方航空で供給座席数の8割近いです。中国南方航空と吉祥航空は一日1便のみ。発着枠の関係だと思われます。ほかに上海航空、海南航空が飛ばしています。
中国国際航空と中国東方航空は長距離国際線との間合い運用で双発ワイドボディ機を投入していますが、その他はほぼナローボディです。
ドル箱路線トップ10を見てきましたが、アジア圏が上位にランクインしてますね
ただ、日本に関してはシャトル便のような形での運行ではないことが特徴に挙げられます。発着枠の関係でしょうか?
今回はここまで
最後まで読んでいただきありがとうございました。